自作『枠連ターゲット』を中心に、馬券を斜めから読む方に情報を提供します!

裏7章

 

裏7章~万馬券

 

 

その日12月6日の朝、私は難波ウインズにいた。

前にたっているじいさんが、阪神3レース

単勝6 1000円 複勝6 3000円と印刷された馬券を

握りしめている。


おっ、オレと同じ馬狙ってるな。

やるな。私は単勝6 2000円の馬券をPAT購入していた。


じいさん、狙いはいいけどその買い方はあかん。

せっかく6に目をつけたんはいいけどなんで複勝買うん?

単はいい。

それを狙ったんやから。

いや単かわずに複1点ならそれもありや。

でも単複はあかん。

 

だってそうだろう。

もし、一着じゃなかった時のための保険というなら、こう考えようよ。

一着にならない馬が2,3着にくる確率と4着以下になる確率どっち高い?

一着にならない馬やねんで。どう考えても4着以下やろ。

それならじいさん、3000円を違う馬の単か他のレースに

振り分けた方がいいで。


そうか男らしく単4000円いかなあかんわ。

心の中でそう思った。


レースは絵に描いたように案の定6番が4着。

前でじいさんがその横のこれまたじいさんにはずれ馬券を

見せて悔しがっている?

よくみる光景だ。


私も同じようにはずれた。

 

だが、はずれるのは仕方ない。

問題はどのようにはずすかなのだ。

結果は4着。


じいさんは複勝を持っている。

オレは単だけ。

 

大多数の人がじいさんの方を惜しいというだろう。

だが、少なくともオレはそこまで考えて行動してる。


オレの馬券哲学


其の1.勝ち方以上に負け方が大事。

 

なのである。競馬に惜しいはない。


4着も16着も同じ。


なんの違いもない。


私はこのレースに2000円投資した。

だが考え方としては4000円投資したのだが、

内2000円は押さえにまわしその押さえは違うレースだ

ということ。


さらにこの2000円をハリーで押さえると

200円×2が5点も買えてしまうのだ。

じいさんは4000円ぶっ飛んだ。

だがオレはまだハリーを5つ持っている。


絶対オレの買い方のほうが得策だ。


そして迎えた阪神4レース。

そのハリーをひとつ持っていた。

持ってる以上可能性はゼロではない。

この時点で少なくともじいさんよりは優位に立っているのだ。


その時、強烈な腹痛がおそってきた。

 

やばい。

トイレに駆け込んだ。

ラッキー、がら空き。助かった。


前、一回これで空いてなくて悲惨な目にあったもんな…

しょようもない回想にふけりながらペーパーをガラガラ

やっている時、ファンファーレがなった。


あ~、別にいいや。このレースはやる前からなんの楽しみも

ないレベルのひく~いレースだ。

しかも18頭だて。


一番人気もなんでこれがと思わせる10番。

まあ、いいやいいやと思い、トイレをでてスクリーンの前へ。


ゴール前100メートイルくらいでなんとか間に合った。

14番の馬が抜け出しをはかっている。


あっ、オレが買ってる馬や。そのままゴールイン。


ラッキーラッキー、たしかハリーだったぞ。


新聞を広げる。14番ヤマニンスシャールの右横にぽつんと

オレがつけた赤いしるし。


3000円か4000円はつく。

よっしゃ、あとは午後からや。飯食いに行こう、


と出口まで行きかけた時、今までにないどよめきが背中から

大波のように押し寄せてきた。


どっひゃ~、どうやら阪神競馬史上始まって以来の

3連単配当がついたみたいだ。


1千万馬券?


なんてなんてなんて、ということはオレの単勝も7、8千円

ついたかもしれない。


結果が放送されてるモニターをみにいった。

なんや、やっぱり3380円か。ん?なんか違う。

0が一個違う。


33800円。やったぞ

たまたまやけどやったぞ。


確か10番人気くらいのはずだったが。

調べてみたら直前で17番人気まで落ちていた。


そらつくわ。やった。ふと、竹岡氏が頭に浮かんだ。

今日が約束の4日目、しかもここまでマイナス。

いっきに逆転満塁サヨナラホームラン。


その日は午後からも800円とか6000円とかびしばし的中。

利益もでた。

的中数も言うことなし。完璧。


私はいつもお茶を飲みにいくサンエバーに足をはこび、

竹岡氏にメールを送った。


ちなみにサンエバーの◯下さんがすごく可愛くて

私はこの店を重宝している。


あっいけない。話がそれた。

あの日からだいぶ経った。竹岡氏とはメル友になってまった。


そして、とうとう、電話ではなく、

ごたいめ~ん(パンチでデートふうに、知らんやろな?)

となるのである。



つづく