裏6章~本当は預言者?
PATの残高がえらい増えとるではないか?
ひょっとして、きたの?
京都12レース払い戻し確認。単勝12 1430円
きた、しかもついた。あっ、どうなんだ!?微妙や。
トムが1200円指示でチャールズが1000円指示。
2200円かけることの14.3は31460円。
てことは20400円をひくと11060円の勝ち。
昨日は10080円負けたから980円の勝ち。
勝った。勝ったぞ。プラスは10円でもよかった。
勝ちは勝ち。
予告メールも威力倍増だ。
ちゃんと見てるんやろな。やったぞ。2日で勝負あり。
さっそく竹岡氏に電話を入れた。
「竹岡で~す」
いつもの物腰やわらかそうな声だ。
「見ました?」
「いやぁ、最後の最後できましたね。いゃぁ、素晴らしい」
「とにかく勝ちましたよ」
「えぇ、ところで、いつも当たる数ってあれくらいなんですか?」
「えっ?あれくらいとは?」
「いやぁ、正直もう少しあたるのかなって思って」
ガーン!!勝ったやん。勝ったのに。約束通り勝ったのに。
あれくらいでは不満なのだ、このおやじは。
確かにこの2日的中数はいつになく少なかった。だからこそ苦戦した。
でも勝ったのに。しかし、私にもプロとしての意地があった。
相手が納得、満足していないのだ。顧客満足度を向上させる必要がある。
「なんとか、もう少しサービスで配信してもらえませんか?」
うん、と言わざるえなかった。
「わかりました、でも次は本当に勝ったら終わりですよ」
「はい、無理言ってすみません。ありがとうございます。」
このオヤジはどうもオレの闘志に火をつけるのがうまいらしい。
今日で終われるはずだった。だが、また始まってしまった。
竹岡氏自身の結果はどうなんたろう。
まぁ、3連複や馬単表裏十何点買いをしてるようでは勝てないだろう。
私も決して好き好んで単勝を買っているのではない。
よく玄人おやじが、そもそも競馬は単複の控除率が20%、
それ以外は25%、だから勝とうと思ったら単複で勝負しないと
いけない、とよく言っている。
確かにそれもある。
だが、そんなこと以上に単勝でないと勝ちにくい理由がある。
もっと説得力のある誰もがうなずくその理由とは。
竹岡氏に教えようか?
いや待て。
これ教えたら竹岡氏に限らずみんな単勝競馬をやりだす。
あかんあかん、それだけは教えられへん。
ぐっとこらえた。
もともと私は1日1レース単勝3万円勝負をしていた時期があった。
競馬力をつけるには通らねばいけない道だ。
ただ1日1レースのため、勝った日は何十万と回収できるが
なにせ連敗が多くなる。
10連敗はざらだった。
確かに回収率は100%を越すのだが連敗につぐ連敗が精神的ダメージ
を与える。
そして買い方が朝から張り付き勝ち逃げスタイルに変化し、
そしてさらに大脱走へと変わってきたのだ。
そんな過去を思いだしながら、私は竹岡氏との第2ラウンド、
痛恨の3連敗を喫してしまうのである。
約束は4日、21740円×2の負け。第1ラウンドよりきびしくなった
最終4日目を迎えるのである。
運命の日12月4日がやってきた。
